培地保存とは

嫌気性菌培養用の培地は、予め脱酸素された培地を用いることが推奨されています。

アネロキープを使えば、簡単に保存容器内を嫌気状態にすることができ、培地を無酸素状態で保存できます。

アネロパック・キープ

アネロパック・キープ

嫌気培地の大量保存に。

  • アネロキープは酸素吸収剤です。
  • アネロキープを使って培地を無酸素保存すれば、培地が還元され嫌気性菌が発育しやすくなり、培地の長期保存も可能になります。
  • アネロキープを使い、パウチ袋ごと冷蔵庫に入れて保存できます。嫌気チャンバー内で保存する場合の、高温で培地が乾燥しやすいといった問題点を解決できます。
  • 専用のスタンディングパウチ(Φ90mmシャーレが14枚まで入ります)に1セット(=2個)入れてお使い下さい。
アネロパウチ・キープ

アネロパウチ・キープ

平板培地6枚までの少量保存に。

  • 培地を小分けして無酸素保存するのにも便利です。
  • 専用のパウチ袋を使うことにより、1個の剤でΦ90mm平板シャーレ6枚まで保存できます。
  • 〈嫌気指示薬使用のお薦め〉

    嫌気指示薬を使用すれば、保存容器(パウチ袋)内が嫌気状態になったことを確認できます。
    色の変化により、酸素の有無がわかります。

    嫌気指示薬について

  • 〈専用パウチ袋を使用してください〉

    アネロキープは酸素吸収剤で、炭酸ガスは発生しません。容器内が陰圧になりますので、ジャーでなく専用のパウチ袋をご使用下さい(ジャーを使用した場合、ジャーが変形したりフタが開きにくくなる等の問題があります。)

  • 〈嫌気性菌用培地の保存について〉

    嫌気性菌培養用の培地は、予め還元され、嫌気的に滅菌された(PRAS=Pre-Reduced and Anaerobically Sterilized)培地を用いることが理想とされています。
    酸素に触れた状態で培地を保存すると、培地中に酸素が溶け込み、嫌気性菌の発育を阻害する要因になります。保存時に予め培地を還元(脱酸素)しておくことにより、理想的な状態で嫌気性菌の培養ができるようになります。

培地保存使用方法

※撮影協力:株式会社ミロクメディカルラボラトリー

価格表

商品名 商品番号 商品構成内容 価格(円/税別)
アネロパックキープ(指示薬無し) A-37 剤×40個入り 6,400
アネロパウチ・キープ(指示薬無し) A-39 剤×40個入り 3,800

剤─容器(ジャー/パウチ)対応表

剤の種類 対応する容器
(ジャー/パウチ)種類
剤使用個数 使用する
クリップ
収納シャーレ枚数(Φ90mm)
アネロパック・キープ スタンディングパウチ袋(A-98) 1セット(2個) A-74 14枚
アネロパウチ・キープ パウチ袋(A-58) 1個 A-72 6枚

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