商品概要
特定の細菌がアミノ酸のトリプトファンを分解してインドールに変換し、培地中に蓄積する能力を示すもの。インドール産生試験は腸内細菌の同定に重要である。E.coli、P.vulgaris、P.rettgeri、M.morgani、Providencia種のほとんどの菌株は、インドールを放出しながらアミノ酸のトリプトファンを分解する。これはいくつかの異なる細胞内酵素の連鎖によって行われ、一般的には”トリプトファナーゼ”と呼ばれるシステムである。
トリプトファンはアミノ酸の一種であり、トリプトファナーゼ酵素を発現する細菌によって脱アミノ化と加水分解を受けることができる。インドールはトリプトファンから中間体であるインドールピルビン酸を介して還元的脱アミノ化により生成される。トリプトファナーゼは、トリプトファン分子のアミン基が除去される脱アミノ化反応を触媒する。この反応の最終生成物は、インドール、ピルビン酸、アンモニウムである。
測定原理
スポットテストでは、インドールは濾紙マトリックス中で酸性のpHでp-ジメチルアミノシンナムアルデヒド(DMACA)と結合し青から青緑色の化合物を生成する。
使用方法
1⃣ 滅菌綿棒を用いて、非選択培地から18~24時間培養されたコロニーの一部を採取する
2⃣ 採取した滅菌綿棒にスポットインドールを滴下する
判定方法
陽性:2~3分以内に細菌の塗抹標本に青色から青緑色の変化が現れることで示される
陰性:反応なし
保存
冷暗所(2~8℃)に保存
品番
|
入り数
|
価格(税抜き)
|
---|---|---|
SG-SPOTIND-5
|
5mL |
6,600円
|